ピルは白髪にも有効?注意したい抗生物質

女性は、50歳前後で閉経を迎えますが、その前後にはホルモンバランスが崩れて、いわゆる更年期障害の症状が現れます。この時期の少し前にあたるのが「プレ更年期」で、30代後半から40代に更年期に近い症状が出ることがあります。個人差はありますが、生理の変化やのぼせ、めまい、疲れやすい、頭痛、肌の乾燥、白髪や抜け毛などの症状が見られます。この時期には、エストロゲンが少しずつ減少してきますが、エストロゲンは肌や身体に新陳代謝や水分保持、自律神経、免疫、内分泌系に関係するので、これらに関わる症状が出ます。
低用量ピルを服用していると、少なくなってきた女性ホルモンを補うため、プレ更年期の症状を抑えることができます。ピルには避妊効果の他にも、PMSの改善や生理の量を減らしたり、生理痛を改善する効果もあり、白髪や抜け毛の防止、肌の乾燥の防止なども期待できます。プレ更年期では、白髪が急に増えたり、頭痛やめまいがするなど身体症状の他にも、イライラや不安、寝つきが悪いなど心の症状が出ることもあります。最近では女性専用外来も増えていますので、早めに相談するとよいでしょう。
ピルは、市販の薬と併用しても問題ありませんが、医師に処方してもらう薬の中には相互作用のある薬がありますので、注意が必要です。テトラサイクリン系抗生物質やペニシリン系抗生物質は、炎症や風邪の際によく処方される抗生物質ですが、ピルの吸収を妨げる可能性があるため、避妊効果が下がる恐れがあります。これらは、他の薬でも代用できますので、ピルを服用していることを医師に伝えるようにしましょう。
併用する場合には、これらの抗生物質を服用している期間と、服用を終えて1週間は他の避妊方法も併用してください。